八重洲通りと昭和通りの交差点から江戸橋方向へ2つ目のビルです。
設計者、大江宏(1913-1989)は、日本建築の伝統的デザインを取り入れた作品で知られ、「香川県立丸亀武道館」(1973年、日本芸術院賞、毎日芸術賞)、「国立能楽堂」(1983年)などが代表作です。しかし、初期の作品はモダニズム建築で、1959年には「法政大学」で芸術選奨、日本建築学会賞を受賞しています。この当時に設計された貸オフィスビルが「三木ビル」です。
柱と梁による格子が強調され、窓がその奥にあるスタイルはちょっと和風かもしれません。格子のリズムからは非常に落ち着いた印象を受けました。さすがに近寄ってみると老朽化は否めませんが、もうしばらくは、現役でがんばって欲しいものです。
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