ロック「市民政府論」
2009-10-29


Tweet
ロック「市民政府論」岩波文庫(1968年)

今更の古典中の古典です。「アメリカ独立宣言の原理的核心」(表紙)と言われるだけあって、自然法や政府の改廃権の考え方が現在のアメリカでも貫徹されていることがよくわかります。銃規制への反対や公的医療保険への反対なんていうのも、「ロック原理主義」と見ることができそうです。一方、自然に対して加えた労働が価値を生むという考え方は、マルクスへも繋がっています。

それにしても、民主主義の所以をロックにみる彼の国々と、この国の落差を痛感します。




[book]
[review]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット